iPhoneでQRコードを読み込ませてそのままお持ち帰り

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昨日Appleストアに行ったら面白いシステムを導入している案内を受けた。

Apple Store

Apple Store (無料)
(2013.10.08時点)
posted with ポチレバ


予めApple ID にクレジットカード情報を登録している前提ではあるが、陳列してあるヘッドフォンとか「あっ、これいいな」と思って買う決心をしたら、レジに向かう必要はない(というか、そもそもAppleストアにはレジ・カウンターは存在しない [1] )、近くのストア・スタッフを探す必要もない。 iPhoneアプリの「Apple Store」を立ち上げてカメラに商品のQRコードを読み込ませて「決済ボタンを押すだけ」。 これで購入手続きが完了という具合だ。
商品に添付されているICタグを読み取って、購入済みなのを確認するので、ストア出口を出る時にセキュリティ・チェックに引っ掛かるという余計な心配もない。つまり、そのまま持ち帰れるということ。
(運悪く購入情報を処理しているサーバがダウンしていてセキュリティ・チェックに引っ掛かかってしまうという可能性はゼロではないが)

この秋にリリース予定の新iOSには決済システムが搭載されると既にアナウンスされている。これに向けての先行実験(実際に運用してみてノウハウを蓄積する)なのだろう。

2012年7月27日 04時06分 追記:

  • – Apple Storeの店内にいれば、EasyPayを利用してアクセサリをすぐに購入できます(iPhone 4またはiPhone 4Sが必要です)。
  • – Apple Storeの店内にいる場合は、スタッフを呼んだり、予約した内容の受付をしたり、スペシャリストやトレーナーとの待ち合わせができます。

アプリの説明で上記の通りになっており、Apple Store 店内に居ないと、そもそもこの項目自体がアプリに出てこないみたいです。

——–[ 脚注 ]—————-
  1. ショップのディスプレイ・テーブルの要所要所にキャッシュ・ディスペンス機能を仕込んであって、非公開のストア・スタッフ専用iPhoneアプリをスタッフが操作すると(Bluetoothe経由?)キャッシュ・レジスターとして機能するという、システムを採用している

「適度」な大きさがあるというのは何でだろう

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さっき、つぶやいたとこなので二階屋を建てるエントリーなのだけど、、、


3 → 3G の時も、4 → 4S の時も出てきたほとんどBuzz Wordな話題であるとは言ってしまえばそれまでだが。

弾さんのコメントを援用するまでもなく、、、Galaxy S II を買った(買わされた?)老年の知り合いに「使い方がイマイチ分からんので教えてくれ」と頼まれて(「なんでiPhoneユーザのわしが教えなアカンのや!」とは言わずに)操作してみたことがあるのだが、文字通り「手に余る」のを実感した。 ほんの1センチちょっとの差なのだけども、この「ちょっとの差」で実に大きいと感じる。

人間には、或る範囲、または或る領域に於いて「やたらと敏感な帯域」(と「そうでない帯域」)があって、、、例えば青色(藍色、紺色)、或程度以上大量生産されている製品だとロットが違えば厳密には全く同じ色目というのは有り得ないわけで、我々がそれを同じ色と感じる許容範囲に納まっていると「同じ色」としてもらえる(察知できないのだから同じ色と言って差し支えない)。という約束事で現実は成り立っている訳だが、そのアイテムが定番商品で長い期間、同じ品番・型番で販売されている場合など特に(こういう場合愛用者が多いということもあって)「以前買ったのと色が違っている!」とクレームが発生しやすいのが青色だと、青色の場合が特にその色目が違うと敏感に察知されやすいということが,特に色目の違いが問題とされやすいアパレル業界ではつとに有名。
で、しかも、これの厄介な(場合によれば「便利な」でもあるのだが)点は、単に察知される(察知できる)か否かの問題だけではないという点・・・つまり、察知しても然程気に留めずにスルーできる要素とスルーできない要素があるということ。 スルーできる要素は、違いを最初察知しても時間の経過と共に「慣れる」こと=「なかったことにしてしまえる」のだが、スルーできない要素はその違いを無視することが、かなり努力しないと出来ない。
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「片手で持って、手の中で操作できるかどうか」も,これと同じくほんの些細な差で許容できる/できないのが決ってくるのだろう。

こう考えてみると、平均的に体格の東洋人よりも大きい欧米人文化圏でデザイン検討されているものなので、彼らに合わせてもう少し大きい(日本人からみれば大き過ぎる)サイズに落とし所があっても良さそうになのに、このサイズでそもそも出てきたことに注意を払うべき。
私の見解は(手の中の操作範囲に於いては)「内的イメージ(脳内イメージ)は実サイズには依拠せず、然程差なく同じサイズなのではないか」なのだが、如何だろう?

ことえり は実は結構賢い

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10日ほど前のアップデートでGoogle日本語入力がバカになった。具体的には「今までの変換結果から学習している筈の語彙が出てこなくなった(リセットされてしまった感じ)」「歴史上の人物など著名人の名前が候補に挙がってくる率が極端に下がった(ゼロではないが限りなくゼロに近いくらいになった)」「入力中のもの、および直前に入力した文節の文脈を解析して適切な単語変換をする機能の的確さが極端に低下(全く機能していない訳ではないが、的確さが著しく低下)」。
これら全て充分以上に機能していれば使うメリットになる・・・つまり機能しないなら使うメリットはないということになる。

拙のIM(Input Method)の遍歴は、ことえりがまだおバカだったMac OS 9.x 以前 ATOKを使い出してからずっと「ATOK派」だったのだが、Mac OS X 10.4 時代に度々起こるOSの不可解な挙動に悩まされ「ATOKはOSの深部にアクセスしてて色々と予想不能のトラブルの元になる動作をする」という、これ自体は真偽の程がイマイチ確認できない情報ながら、実際Mac OS X 10.4をクリーン・インストールし直してATOKを入れない状態にしたらピタリと、その不可解な症状が一切出なくなったという経験をして以降、ATOKは信用しないことにしたので、これ以降はegbridgeを使用していた。

ATOKと違ってOSの動きをよく理解してこれに不協和無く動作していると感じる「いかなる場面でも軽快」に動き [1] 、今では当たり前になりつつある入力している前後の文脈をよく読んだ的確な変換など申し分無いIMだったのだが、ご存知のかたはご存知の通り、Mac OS X 10.5対応版をリリースした直後にエルゴシステムが開発終了を発表し [2] 先行きが怪しくなってしまった。
「動かなくなるのでは?」という心配も、Mac OS X 10.6リリース当初は杞憂に終わり、egbridgeは正常に動いた。
が、Safari 5 リリースに伴ってWebKitモジュールの仕様が変わった時点からSafari、MailなどWebKitベースで描画するアプリケーションではコンフリクトを起こして異常終了を起こすようになってしまい [3] 万事休す。
折も折、丁度良いタイミングでGoogle日本語入力がリリースされ、試しに使ってみると結構使い勝手も悪くなく、無償であるということもあって、これ以来Google日本語入力を使い続けてきたわけです。

が、ここに来て、冒頭の通りの「こりゃ使えないわ」状態に遭遇し、Mac OS X デフォルトの ことえり に戻ってみることを決意したわけです。

知っている人は知っている話として、ことえり は実はMac OS X 10.4の時点のバージョンで結構賢くなっているのです。
また更に、賢くなったと言っても、こここそ「実は」、単文節で区切ってちょこまかと変換する昔ながらの使い方をすると「そんなに賢くないじゃん!」と思ってしまう羽目になります。

そう! 短い文節で変換をしてしまわずに、長い文節をタイプして一気に変換をする(スペースを押すのを極限まで我慢する)とかなり的確に変換してくれるのです。 使い始めはへんてこな変換になる場合はありますが、これは単語と単語の区切りの判別が間違っていることに起因していますので「shift + 矢印」で正しい区切りを教えてやることで、あなたの使う言い回しに即した区切り方を覚えていってくれ、使っているうちにすぐに快適になっていきます。
この「単文節で変換をせずに長文節で変換を掛けるようにするとかなり賢い(賢くなる)」という話も私はMac OS X 10.4時代に既に聞いていたのですが、今回のこの件で改めてググってみたら、この情報は「無くはないけども然程散見されない」という程度にしか認知されていないみたいなので、改めて強調しておこうと、まずこれが今回このエントリーの主眼の一点目。

次に、
Mac OS X のバージョンが10.6に上がった時に頻発した(これはYahoo!知恵袋などあちこちで発見でます)「タイプに文字トラッキングが着いてこない」というトラブル。具体的には「ことえり」と入力しているのに、画面描画が結構モタついた揚句に「oり」みたいに「キー入力が欠落」した感じ(あくまで一例)になる、特にSafari上でのテキストエリアへの入力時にかなり高確率で発生。という現象。

ググれば直ぐに発見できますが、これの定番対処は

Macintosh HD/ユーザ/[あなたのアカウント名]/ライブラリ/Preferences
の中の「com.apple.JapaneseAnalysis」フォルダ丸ごと、および
「com.apple.inputmethod.Kotoeri.plist」
「com.apple.KotoeriPreferences.plist」
「com.apple.KotoeriWordRegister.plist」
・・・つまり「ことえりに関連する初期設定ファイル類すべて」を削除して一旦ログアウト → ログインし直す。

このトラブルは実は、Mac OS X 10.6 以前からの環境を引き継いできている場合に発生するもので、なので古い初期設定ファイル類を一掃すると解決するというわけです。(Mac OS X 10.6 からMacを使い出している人は、多分遭遇する率は極めて低いと思います)

なのですが、上述の経緯でことえりを使いはじめると早速この症状が出たので上記の対処をした。
のにも関らず、念の為再起動までしたのに、ことえりをSafari上で使うと『画面描画がモタついた揚句に「oり」』となりやがって、、、思わず「おーいっ!」と叫んでしまった。

egbridgeを使っていた時期から、何かトラブった時の事後の策としてegbridgeに登録されてある辞書をテキストに書き出してことえりのユーザ辞書に読み込ませていたのですが、こいつがどうも破損していたみたいで、これを「Dictionaries」フォルダから外してログインし直すと症状は消えました。 旧環境、特にMac OS X 10.4 以前からのことえり辞書を引き継いできている人は問題が起きたときは、これも疑って下さい。

今まで貯めこんできた語句の蓄積の辞書を捨てるのは忍びないという方、ご安心を。
字句入力&変換には支障をきたす破損をしていても、ことえりの「単語登録/辞書編集」から「テキストへ書き出し」は出来るケースが少なくないですので、破損してる疑いのある当該辞書を「テキストに書き出し」てから、その辞書を破棄し、改めて新規に辞書を作成し(これも「単語登録/辞書編集」から)て書き出したテキストを読みこませ直すと一件落着です。
「テキストの書き出し」も出来ない破損をしている場合は、ごめんなさい。諦めてください。

人名、地名などの固有名詞は(案外と出てくるけど)やはり弱いので、以下などを参考に辞書をプラスするのが吉。

MacBookの憂鬱日記:ことえりを賢くする(1)
http://fukafuka.naganoblog.jp/e272116.html


2012年5月15日17時10分追記:
本エントリーを書いて「昔に比べてちょっとは改善してるんかいな」と気になったので(書いていることと相反するかもですが)ATOKの最新版の試用版をダウンロードしてインストールしてみたら、インストール&再起動後・・・レインボー・カーソルが一挙動毎にクルクル回って激重に。確認の意味で再起動し直してログイン項目等一切登録していないサブのアカウントでログインしてみると一応問題なく動きはしたものの、Safariを起動してみるとページの読み込みが異常に遅い。「メモリー食いで動作が重い」という点は何にも変わっていなく「他のアプリケーションとの兼ね合いを考慮に入れていないだなぁ」という印象。 IMはOSはじめあらゆる動作の邪魔をせず「ひっそりと」だが「確実に」動かないといけない。 使い物にならないのみならず動作の足を引っ張るので即アンインストールしたのでが、アンインストール&再起動後、HDD内を調べてみると、機能拡張やプラグイン的ファイル、初期設定類などなど、わんさかと残したままだった(辞書を残すのはわかるが)。ファイル容量にしたら僅かで単なるゴミの初期設定ファイルはまぁ良いとして、起動時に読みこまれる機能拡張を残したままなのはどうなん?

「Macintosh HD/ユーザ/[アカウント名]/ライブラリ/Application Support/Google/JapaneseInput フォルダを削除してログインし直すと復帰するのでは」とtwitter経由で教えてくれた方があったので念のために試してみたが、特には改善は見られなかった。 個人的には落語家の名前が(古参に限らず新人でも)ほぼ一発で出てきてたので重宝していたのが残念。
Google日本語入力はプライベート・モードにしていない限り、入力変換した語彙をGoogleサーバに送信され、これの集積、解析から「よく使われる言い回し&単語」が変換に反映されるしくみになっているので「数を集めた平均は最適になるとは限らない(ならない場合の方が多い)」という実証例か?と穿った見方もしてみる。

——–[ 脚注 ]—————-
  1. ATOKの場合は単独性能は申し分無いがシステム・リソースを遠慮会釈なしに使うので複数のアプリケーションを起動して行ったり来たりの作業をしているとシステム諸ともに動作が緩慢になるという亊は屡々発生した。反対に言えば「それだけ潤沢にシステム・リソースを食い荒らしていれば、そりゃ高性能でしょうよ」ということ
  2. その後「かわせみ」という亜種は残ったものの
  3. だから実はMac OS X 10.6.8でもSafari、Mail以外では大概使える

[Mac OS X] PDFを面付け(ページ割)して両面印刷できるようにする

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個人的な用で「両面印刷前提で面付け(ページ割)をしてくれるソフトは無いかな」と探していて丁度よいものを見付けました。
この件でGoogle検索してみると結構同じニーズをもっている方は居るのに、なかなか丁度よい情報を掘り当てるのに苦労しましたので、同じく苦労される方の減ることを願ってのエントリーです。
仲間内の冊子や小規模にパンフレット等を自家生産する時など、高価なプロ用DTPソフトを買うほどではないという方向けに調度良いと思われます。

Create Booklet 1.1 support Snow Leopard

ソフトの使い方自体は実に簡単で、Mac OS X のシステムのプリント・メソッドにアドオン的に組み込まれるかたちを取っており、プリント・ダイアログ内から操作すると面付けしたPDFファイルを生成し、プレビュー.appが起動して結果ファイルが表示されるという具合です。ここから直接プリントアウトするなり、別名保存すればO.K.

ただ、ドイツ人作者(横書き文化圏)によるものなので例示のように縦組みの右開きの冊子を作りたい場合、ちょっとした工夫が要るので具体的に示します。

横書き(左開き)で構わないのなら例えばウェブ・ページをSafariで開いたものでも実行でます(確認済み)が、右開きにしたい場合は基本的には原稿ファイルはPDFで書き出して下さい。

  1. 書き出したPDFを開いたところ。ファイルを開いたところ画像

  2. 次に右のサイドバー(ページの一覧が表示されている箇所)をクリックをし(一度改めてクリックしないと上手くいきません)「command + a」で全選択。全選択状態画像

  3. 全選択状態で「時計回りに回転」(または反対に「反時計回りに回転」)を二回実行して上下逆さまに。時計回りに回転画像

  4. 上下逆さまになった状態。逆さま画像

  5. プリントを実行してプリント・ダイアログを開き、ダイアログ内左下の「PDF▼」というボタンをクリックして出るメニューから「Create Booklet」を実行。Create Booklet実行画像

  6. すると、暫らく待っていると面付けされたものが別ファイルとして開く。面付け完了後画像

  7. このままでもプリントアウトするのは差し支えない。が逆さまのままだと気持ち悪い人は、再度右のサイドバーをクリックして全選択し「反時計回りに回転」(または反対に「時計回りに回転」)を二回実行して元に戻す。面付け完了後反転復帰後画像

2012年4月9日18時35分追記:
奇数偶数ページのみプリント画像両面プリントにしたい場合は「奇数ページのみプリント」でプリントアウトし、原稿を裏返しでセットし直して「偶数ページのみプリント」を実行。
「奇数/偶数ページのみ…」はプリント・ダイアログ中の「用紙処理」項目内「プリントするページ」で選択できます。
(プリンターの仕様によっては原稿の吸い込み順&向きの関係から一方(奇数ページor偶数ページ)は逆順プリントにしないといけない可能性があります。一ページ当たり刷り枚数が多い場合はページ毎に区切って印刷していった方が良いかも知れません)

2014年6月13日 02:03 追記:
作者さんが配布ページを閉めてしまったみたいで上記URLはデッドリンクになっています。
download.com のサイトからは、まだダウンロードできます。これもいつまでダウンロードできるかはわかりませんが。

Create Booklet for Mac – Free download and software reviews – CNET Download.com
  http://download.cnet.com/Create-Booklet/3000-2088_4-86349.html

当方環境:OSX Mavericks 10.9.3 に於いての現段階では正常に動作しています。

iPhoneの案外と知られていない機能

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iPhoneヘッドフォン図

iPhoneヘッドフォン スイッチ部アップ画像


iPhone付属のヘッドフォンに付いている図の部分(画像:赤で囲んだ部分)は「マイク内蔵のスイッチ」になっています。
(案外とこれを正しく知っている人は少なく「単にマイク」とだけ思っているか、「単にスイッチ」とだけ思っている人が案外と多いです。)

ヘッドフォンをしている時に電話が掛かってきた場合

に、このスイッチをポチッと1回押すと電話に出ることが出来、そのままハンズフリーで通話ができます。
iPodで音楽やビデオを再生中の場合は、再生が自動的に一時停止となり着信音がヘッドフォンを通して聞こえ、スイッチを一回ポチッと押すと通話に。通話を終了すると自動的に音楽再生に戻ります。
電話に出られない時(出たくない時)はスイッチを素早く二回ポチポチッと押すと留守番電話に転送状態になります。

    音楽、ビデオをヘッドフォンで視聴中の時、

  • スイッチを一回ポチッと押すと「一時停止」
  • 再度一回ポチッと押すと「再生開始(停止した箇所から)」
  • (以下を知らない人が多い)

  • スイッチを二回素早くポチポチッと押すと「次の曲(コンテンツ)へスキップ」
  • スイッチを二回素早くポチポチッと押した後そのままホールドしておくと「早送り」
  • スイッチを三回素早くポチポチポチッと押すと「前の曲(コンテンツ)へ」
  • スイッチを三回素早くポチポチポチッと押した後そのままホールドしておくと「巻き戻し(rewind)」
  • と実は結構多機能なのです。
    この多機能をソフトウエア側で処理してスイッチは一個にしている点が(スイッチを何個を付けないシンプル設計が)Appleらしい。


Mac(またはApple製品)は「直感的にわかりやすい」の嘘

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2009年11月にmixiの日記に書いた内容の転載です。 S.ジョブス 追悼の代わりに。


探し物をしてたら書きかけで放置していたまま忘れていたのが出て来た。
話題的に今アップしても機会を逸していないと思われるのでアップするざんす。
書きだし部分は書いた当時のままですが、そういう経緯なのでとご了解下さい。
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 キッカケは、お盆休みの暇にあかせて特に当てなく適当にネットサーフィンしていて、iPhoneに対する世情の評価はどんなもんじゃろか調べてみようと思い立ち、賛否両論あれこれ広く目を通してみようと色んなページ(サイト、ブログ)を読んでみた。

 大雑把にざっくり言って、既存の携帯が提供する各機能やサービスに依存度の高いコミュニケーション・スキル文化を構築してしまっている層(僕に言わせれば「携帯に使われている層」。たぶん平成生まれに多い)は、これらの機能面で劣るのを理由に否定派に、パソコンを中心にインターネット文化で生きている人は肯定派になっているという感じ。
 既存の携帯電話をガラパゴス携帯と呼び、その非汎用性 [1]に嫌気が(僕の場合は最初から)差していた故、iPhoneを大絶賛する層に基本的には賛同し与するのは否定しないが、今回したいのはそういう・・・今までの携帯電話は如何にダメダメでiPhoneが如何に素晴らしいか・・・話ではない。

 じゃなくて、iPhone肯定派と否定派の対立軸として、色んな人の意見に目を通して見えてきたものがあって、、、それは、割とあちこちで言われていて実際Appleも自社製品を宣伝する文言として使っている「○○は直感的に使いこなして行けるようにできている」というもの。 「○○」には当然「Mac」や「iPhone」「iPod」「Mac OS X」などが入る。
 否定派の多くに見られたのだが「直感的に使える(わかりやすい)って嘘じゃん!」という意見があって、この言葉の意味の解釈、受け取り方に、肯定派と否定派とでは大きく落差があることに色んな人の意見に目を通している内に気付いた。

 細かい説明抜きにアッサリ言ってしまえば、否定派に傾いている人の全員とは云わないがかなり多くが、この言葉を文字通り、言葉通りに理解しているということ。。。つまり「ぱっと初期画面を見ただけ、どのボタンなりメニューなりをどう操作すればどういう動作になるのか一目瞭然に分かる」という意味だと思っている。
 この大いなる誤解。

 Macユーザならほぼ全員が納得してくれるであろうと思うのだが、Appleの製品の一番の特徴は『好奇心を満たしてくれる構造を内包している」だ。「これ押したらどうなるんだろう?」と思うや直ぐに押してみる・・・「試してみれば分かることは試せばいい」と即行動に移すタイプの人・・・好奇心、探求心の強い人が興味が引かれやすい、また「これ押してみたら、たぶんこうなるんじゃないかな?」と確かめたくなる謎解き心をくすぐる仕掛けになっている部分が少なくない』ということ。
 つまり逆に言えば、操作を実行する前にどうなるか程々に匂わしつつも結果は或程度みえにくいように作っているということなので、こういう「匂わし」にピンと来にくい勘の悪い人、不安や恐怖心を抱くタイプの人達には「わかりにくい」(少なくとも「わかりやすくなんかない」)と受け取られるのだろうということ。
 個人的には「落語的」だと思う。 その後どうなるか何となく程度には読めそうで、でも蓋を開けてみないとわからない構造にしている。
 個人的にはジョブス氏に「お前、落語好きか?」と訊いてみたい。

 Macユーザの皆さん「直感的でわかりやすい」って言うの止めませんか?
 「好奇心の琴線(アンテナ)に小気味よく触れてくる」とでも言う方が最適だと提案したい。

——–[ 脚注 ]—————-
  1. 各携帯キャリアが自分たちの世界に、「囲い込み」というビジネス戦略的エクスキューズの元に顧客を閉じ込めて不自由を強いるやり方。

Mac OS X ユーザPreferencesを更新する方法

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  1. 以下のURLに示されている方法でrootユーザを有効にする。
    http://support.apple.com/kb/HT1528?viewlocale=ja_JP
  2. Mac OS X をログアウトしrootユーザでログインし直す。
    (ユーザ名:root パスワード:rootユーザに設定したパスワード)
  3. 問題の起っているユーザの ~ホーム/ライブラリ/Preferences フォルダ丸ごと(フォルダごと)当該ユーザのデスクトップ( ~ホーム/デスクトップ フォルダ内)に移動。
  4. ファーストユーザ・スイッチを使って当該ユーザにログイン。
    (ファーストユーザ・スイッチを有効にしていない場合は一旦 root をログアウトして当該ユーザにログイン)
  5. 当該ユーザにログインすると無くなっているPreferencesフォルダは自動的に新規生成されますのでデスクトップの表示状態とか初期状態になりますが驚かず、必要なものはご自身に合わせて再設定し直して下さい。 日本語入力もオフになっていますので システム環境設定:言語とテキスト で有効にして下さい。
  6. テキストエディタを起動して文章を適当に打ってみる操作をして下さい。
  7. 一通り操作したら(ファイルは保存する必要はないので破棄)、当該ユーザをログアウトし rootユーザに戻る。
  8. 3の操作でデスクトップに逃がした Preferencesフォルダを開いて中身を全選択して当該ユーザの Preferencesフォルダ(~ホーム/ライブラリ/Preferences)の中にドラッグ。
  9. すると重複ファイルの警告が出るので「置き換えない」を選択。
  10. 残ったフォルダ&ファイルは不要なので削除。
  11. rootユーザをログアウト。

Illustrator でプリンターを選べない

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Illustrator CS2 のプリント・ダイアログからプリンターが選択出来なくなったトラブルに見舞われた。プリンターが選択出来ないから当然プリントアウトが出来ない。 Illustrator以外のアプリケーションからは正常にプリンターを選べて(当然の事に)プリントアウト出来る。
という状態。

実行したトラブルシューティングは時系列順に以下。

  • 定番通り「別ユーザ・アカウントでの動作確認」をした処、Illustrator CS2からも正常にプリントアウト出来た。
  • 別ユーザ・アカウントでは正常動作しているので関係ないと思いつつもセオリー通り「プリンタードライバの再インストール」を実行 → 状態変わらず。
  • 別ユーザ・アカウントでは正常動作しているという亊は、当該ユーザのホームフォルダ(Macintosh HD/ユーザ/[あなたのアカウント名]のフォルダ)以下の何かに問題があるということになる。
  • 経験則での一般論として破損しやすい筆頭は初期設定ファイルなので、Macintosh HD/ユーザ/[あなたのアカウント名]/ライブラリ/Preferences フォルダ内の「名前に adobe が付いているファイル」全部削除して一旦ログアウトしてログイン。 → 状態変わらず。
  • 他の初期設定ファイルが破損していてそれが原因している場合も(多くはないが)あるので次に、rootユーザを有効にしてログインし直し、こちらからの操作で問題の起っている当該ユーザの「Preferences」フォルダを別の場所に移動し名前も関係ないものに変更。
    → 当該ユーザにログインする:こうする事で「Preferences」フォルダが新規生成される。
    → Illustratorを起動して動作確認 → 状態変わらず(つまり「Preferences」フォルダの中身はシロ)。
    → ログアウトしてrootでログインし直し、先ほど別の場所に逃がして名前を変えた「元Preferences」フォルダの中身を全選択して新規に生成された当該ユーザの「Preferences」フォルダ内にドラッグ
    → 「重複しているファイルの指摘と共にこれをどうするか」Finderが訊いてくるので「置き換える」で元に戻す。
  • 次に怪しいのは「Preferences」フォルダを除く「ライブラリ」フォルダの中身のどれかと言えて、原則論を言えばこれらすべてに対して上述の「Preferences」フォルダに対して行ったのと同じ操作を繰り返していって、問題を起こしているファイルを突止めるのだが、ライブラリの中には膨大なフォルダ&ファイルがあるので、これを一つ一つ行っていくのは気が遠くなるので、多少乱暴かと思ったが位下の操作をしてみたら見事問題解決!
    1. rootユーザでログインし、当該ユーザのホームフォルダの名前を違うものに変更してしまう。
    2. 当該ユーザにログイン → するとホームフォルダがないのでOSは新規にホームフォルダを生成する。
    3. ログアウトしてrootユーザに戻って(新しいホームフォルダを作成させてrootに戻る)、システム環境設定:アカウント で当該ユーザのアカウントを削除。ユーザを削除しても実際のホームフォルダは名前を変更してあるので削除されない(残る)。
    4. 改めて「同じ名前」「同じパスワード」でアカウントを「新規に」作成。
    5. これで出来た新規に作られた当該ユーザのホームフォルダの中に、リネームして退避させてある「元ホームフォルダ」の中身を、「ミュージック」の中身を「ミュージック」の中へ、、、という具合に「フォルダごとではなく中身を戻す」というやり方で元に戻す。

結論的に、ホームフォルダの中のファイルがどうこうではなくアカウント自体の位置づけがおかしくなっていたか、何らかの不可視ファイルが犯人だったかのどちらかだろうと思われます。

2011/06/13 追記:rootユーザを有効にする方法は以下を参照して下さい。
http://support.apple.com/kb/HT1528?viewlocale=ja_JP

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