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re:対人恐怖の原因について
庄司拓哉(2006/02/08 14:29)


>?昔の父親は、たとえていうなら「突撃」と号令がかかったときに、真っ先に死ぬのが強い父性だと思われていました。

 嫌みでも何でもなく率直に訊きたいのですが、この嘘は誰から吹き込まれたのですか?
 「「突撃」と号令がかかったときに、真っ先に死ぬ」という価値観は心理学的に言えば「歪んだ母性」の産物です。 分かりやすく言ってしまえば「女王蟻の為に兵隊蟻が死ぬのは当然」という「女王蟻の(欺瞞的)正義」です。

> でも本当に強い父親というのは「世間がどうであれ、自分の道を歩め」といえるのが本当の意味での父性じゃないですか?

 この理解、非常に正しいです。 実際、林道義先生もそう書いてあるんですけど……?

> よく昔は日本の父親は強かったと言われるけれども、そういう意味では、本質的には昔から強くはなかったと思っています。

 中には真に強い人も居たでしょうけど、一理あると思います。
 先に述べた「歪んだ母性」の手先になっているだけ(*1)という事に気付かず、それを「男らしさ」だと勘違いしていた思想というか文化というかの流れは、一つの大きな脈絡として歴史上にあるのは事実だと思います。

> いま、特に若い父親の中に、家族を大事にする傾向が出てきていると言われますが、それはそれでいいのだけど、それは強い父親じゃなくて奉仕する父親(母性的なほうが強い)
>?が多くなってきてるのだと思います。日本の家族問題をむずかしくしているのもその点だと思います

 この分析は当を得ていると思います。
 お父さんが優しくて基本的には悪い事はないのだけど、「優しい一辺倒」だと困りモノだという話ですよね。
 先の説明で或程度匂わせていますが、優しい一辺倒の父親は「母親(妻)に取り込まれた」「歪んだ母性の手先」に堕する危険性が結構高いのです。 この状態になると、最早それは父親ではありません(子供の心理というスクリーン上に登場するメインキャストの一人である父親ではない、という意味)。「気立ての良いオジさん」なら近所のオジさんで充分なのです。

 一つの事実として「厳母慈父の環境で育った子に、思春期以降に心理問題を発現する率が高い」という小児精神科医からの指摘はありますので。

*1:歪んだ母性は横暴を働くとき直接手を下すことを避ける狡猾さを備えていて、必ず「飼い馴らされた男」を手先として使う。

*********** 庄司 拓哉 ************
Mailto:yumesaki@mono-style.com
http://therapy.under.jp/dream/
*** 物語り研究所「夢前案内人」*****


このメッセージの親記事です

re:対人恐怖の原因について : りんご (2006/02/08 03:46)
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