タグ:侏儒の言葉

ひとは美しい物語に弱い

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最初聞こえて来たのは「作曲はゴーストライター」という話と、週刊文春に告発記事を書いたライターの神山氏がTVのインタビューに答えて佐村河内守氏の新垣隆氏への指示書のコピーを示して説明していたのを観ただけだった。 神山氏の示した指示書は紙一枚ではあるが、ビッシリと曲のダイナミクスをグラフ的な図表で示したり言葉でイメージを記していたり、僕個人の印象ではかなり壮大なイメージがこの紙一枚で説明されていると感じたので、この段階で思ったのは・・・作曲という営為をしたことのある方なら全員理解してもらえるだろうが、頭の中では非常に素晴らしい音が鳴っているんです(これすらない人は音楽的センスは微塵もないと断言できる)が、これを外に、他人に伝わる形で出力されたものを示せない限 ...続きを読む

I could try to understand you...

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この動画自体どうこうではなく、附されているコメントを追っていって「なんだかなぁ」と思う点を述べます。 コメントを追っていくと、この差別をなくせと言っていると受け取っている人や、「アメリカの方が人種差別酷いじゃないか」とか「白人が有色人種を差別するのには触れていなくて白人が差別されると騒ぐのか?!」というようなコメントを寄せている人がそこそこ居ます。 素直にこの動画を見れば投稿者であるkanadajin3の意図は「こういう事実があることを知って下さい」と言っている以上でも以下でもなくて、これが差別であるとか、差別だからなくせとか言っていません。続きを読む

音を破壊し、そして創造し直した者

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素直に弔慰を表する気持ちにはなれない。 米BOSE創業者のA・ボーズ氏死去 - SankeiBiz(サンケイビズ) http://www.sankeibiz.jp/business/news/130714/bsb1307141411000-n1.htm 一時は音響関係のエンジニアになりたくてそっち方面の勉強をした身としては。 「自然な音の再生」への追求から「(自分達がそう判断する)良い音をクリエイトする」に発想を転換したというのがBOSEのエポック・メイキングだから。 前者はいわゆるHi-Fi・・・High Fidelity 「高忠実度(再生)」の略・・・で、この考えを真向から捨てて、特にロック、ポピュラーにターゲットを絞って「小気味よく(威勢よく)聴こ ...続きを読む

貧困層の固定化を欲しているのは誰か

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資本主義を前提とした自由主義経済を内包する自由主義とは、経済を含む社会一般の活動への国家の介入はルール整備 ((ルール整備と規制を同一視している人は多いが本質的に違う)) の最低限度に止め基本自由にさせる。また、そのルール自体も社会の新陳代謝を阻み固定化を促すようなものは極力避ける ((ルール整備のつもりで規制をしている例がこの国では非常に多い)) 。その結果経済的格差が生まれることは容認するという主義です。経済活動を自由にさせると、上手く大儲けする人と小さくしか儲けられない人、事業に失敗して無一文になる人が出てくるのは理の当然なので、この「結果の不平等」を肯定しないことは自由主義を肯定しないことと同義なのだということは先ず押さえておくべきでしょう。 では「結果の不平等」は全く問題視しないのか?続きを読む

疑うのは何のためか

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結論を最初に書いてしまえば「信じるため」です。「信じるに足るものは何かを見極めるため」です。 処が「疑うために疑う」人がなんと多いことでしょう。 これは心理学的考察によればそれなりの蓋然性があって、確証バイアス(Confirmation bias)と呼ばれるものの影響が強くあると考えられます。 確証バイアスとは、先んじて持っている何らかの心理的コンディション、これに合致またはフィットするものを優先的に重視し、かつ、正反対の否定、批判、反証するものを不合理に軽視または全く無視する心理作用のことです。これの厄介なのは、いま「心理コンディション」と書いたように、信念や信仰、信条のような既に強固に形成されているもののみならず、印象やムード、その瞬間の刹那的な感情 ...続きを読む

後出しジャンケンを認める国に外資は来ない

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大前さんにしては突っ込み不足という感が否めない。「大前氏にしては」だけど。 「米国化」が進む日本、いずれ「三つ子の赤字」に陥る | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉:日経BPオールジャンルまとめ読みサイト http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20130521/351344/ 国内市場が成熟してくるに連れて国内企業が生産拠点を海外に移すなど「外に出て行く」のは(鎖国でない限り)必定なので、その分を外資に呼び込むことでバランスさせて国の経済を(雇用も)維持していく必要がある、という主要論旨は正しく、個人的にも異論はない。 が、その解決策が「外資を呼び込む工夫や取り組み」か? いや、それらが必要でないと ...続きを読む

幸福とは何か・・・少なくとも「不安」が少ないことではない

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“本丸”としての労働市場改革:書評『デフレーション』 --- 城 繁幸 : アゴラ - ライブドアブログ http://agora-web.jp/archives/1525128.html 「希望」と「不安」は、やじろべえの左右の錘(おもり)の如く。光と闇の如く。 一方が弱れば他方も存在が薄くなる。 不安の芽を事前に摘んで最小化するのが好いことだと信じた結果、実は希望も最小化しているという現実。 両者が上述の通りの相補関係にあると知っていれば実に当たり前なことなのだが。 相補関係にあるのでこの全く逆も真なりで、希望をやたらと膨らましすぎるのも悪い結果になる可能性「も」脹らませていることになるので両者をバランスさせていくのが肝心と、ここまではわかるのだが。 ...続きを読む

コッポラの胡蝶の夢 [映画評]

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この記事はfacebookのタイムラインに9/9に投稿したものに加筆修正した転載です。 立川志らくさんが大大大推奨してたのだが映画館での上映は結局東京の(名画座的な)一館のみで終わってしまい、仕方なくDVDは結構前に入手してたのだが、気軽に観れる映画ではなく迂闊に観ないほうが良いと思って今日に至っていた。 観られる条件(心情的なものも含む)が整ってやっと鑑賞した。  良かった。 流石コッポラ。 流石ルーカスの師匠なだけあると思わせるルーカスに通底する構成のセンスを随所に感じた。 我々人間が「我」と思っている自我意識と呼ばれる(呼んでいる)もの自体が突き詰めればフィクションである。そのフィクションが実在だと思い込める一つの大きなファクターが「時間」。 時の ...続きを読む

これを危ないと感じない人はあぶない

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日中戦争から太平洋戦争に突っ走っていった日本は、ナチスドイツのように凶悪な独裁者が居たのではない。 のに何故無謀な戦争に傾いていったのか? それは深く考えずに目先の「かっこよさ」「威勢の良さ」で正義を語る愚かな大衆世論、威勢が良くてかっこいいのが正義だと共感してしまう幼児的正義観をもった大衆世論、これに政治家もマスコミ(新聞社)も迎合し流されていっている内に「これに逆らえない空気」が出来上がってしまって、気が付いた時には抜き差しならない状況になっていたというのが真相。大衆が安直に支持する正義は十中八九(いや99%)真の正義ではなく、この幼児的正義である。実はそう断言を簡単にできるほど正義とは簡単な問題ではない[1] が、少なくともそのくらいに警戒しておい ...続きを読む

なぜいじめはなくならないのか 続1

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先日のエントリーの続きです。 なぜいじめはなくならないのか « 心理学エッセイ | 物語り研究所「夢前案内人」先のエントリーで「動物の世界を謙虚に観察すれば分かる通り、集団性動物でかつ高等生物ほどいじめの様式が確立される傾向にあり」と書いた。 動物行動学(生態学)に或程度以上詳しい人ならご存知の通り、動物の世界のそれは「いじめのパターンA」に対して、こういう反応を返すといじめ行動がストップする「対応するパターンa」が必ず存在し、この対によって集団の秩序が維持されているという「行動様式(行動のお約束)」が存在するのである。 だから、この「お約束」を守った行動をする限りにおいていじめがエスカレートすることはないのである。(「お約束」通りの反応を返したのに「お ...続きを読む

なぜいじめはなくならないのか

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この問題を抜本的、包括的に、また広く説得性のある論理を展開出来るほど問題自体が簡単ではないし、また、私の考えもそこ遥かに及ばない低レベルにしか錬れていない。この意味で看板に偽りありのエントリーです。 今段階書ける(言語化できる)だけの範囲を書くと、 まず実践面(実用面)でいえば、「傍観者の排除」これが取り敢えず「手が付けやすくて」「実効性がある」という意味で大事。 より具体的にいえば、傍観者でいること自体が加担者なのであるという点、傍観者でいること自体が罪であるということを社会的コンセンサスとしてきちんと確立するべきである。 ここでいう傍観者は、文字通り傍観者・・・見て見ぬフリをする者、遠巻きに傍観しているだけの者・・・だけでなく、直接加害には加わらない ...続きを読む

「支持政党なし」ということの本当の意味

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今や我々が悟ったことは霞ヶ関恐るべきということ。だから敬して遠ざかるのが一番の得策。「支持政党なし」というのはそういうこと。 RT 世論調査で「支持政党なし」55%に急増!! 「脱政党選挙」で「国政進出」を狙う大阪維新の策やいかに bit.ly/MRX8Qe— 庄司拓哉さん (@yumebunseki) 7月 4, 2012 昨日tweetしたのだが、文字数制限の関係上充分に云いたい事が文章化できていないので二階屋を建てます。 戦後作られた政治体制は議会制民主主義だが、これは建前上の体裁なだけで実態は賢い官僚による官僚専制政治なのだということは與那覇潤氏が「中国化する日本」で指摘、またその伝統は明治新政府のから変わっていないと池田信夫氏も指摘 ...続きを読む