☆ Caution! 注意! ☆ | ||
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このページ以下に展開する魔術に関する話はわたくし自身の魔術に関する覚え書きです、これを公開する意図は「少しでも魔術に関する世間一般の誤解を解ければ」「志を同じくする同胞に助言が頂ければ」という思いだけで、イタズラに魔術実践を勧誘するものではありません。
これを読んで魔術実践に関心を持って頂ければ幸いですが、実践を志す場合は「自己の責任に於いて実践すること」を絶対条件とし、最低限(あくまで最低限であって充分ではありません)以下に示す参考文献の指示に従うこと、出来得れば「信頼できる指導者の元で行うこと」をお勧めします、ここでいう指導者とは「信頼出来る」のであれば修行僧、神道家、陰陽師など必ずしも西洋魔術の実践家である必要はありません。
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魔術の定義魔術-なんと魅惑的な言葉でしょう、、、「魔術を会得すると霊感が備わり、五感では感じ取れない何かが見える」このように思っている方は多いと思います。 これは間違いではありませんが、単に霊感を得たい動機だけで魔術及びこれに類する行法に手を出すのはいささか軽率であり、自らの肉体と精神の破滅を招く危険性が高いと言わざるを得ません。
我々が意識できる自分とは顕在意識でしかありません。 かの高名な心理学者C・G・ユング博士及びその後継者によって明らかにされてきているように、我々が「わたし」だと思っているのは顕在意識であり、この顕在意識とは「実はわたしの一部分に過ぎない」という事実、その奥底に潜在無意識と呼ばれる領域が存在し、そこを含めて「本当のわたし=セルフ」であると。
ここで「では何故そもそも自分の中に存在するモノである潜在無意識と生まれながらにしてコンタクト出来るように成っていないのか? おかしいではないか?」と思ったあなたは賢明です。 潜在無意識とは古来様々な具象絵画、神話などに顕されてきたように、それが何であるかを把握していない者にとっては暗黒の世界であり、その大きさの前には顕在意識など吹き飛んでしまうほど小さな存在でしかないのです。 再度、魔術の定義を試みますと「魔術とは、潜在無意識をも含む己の統一的存在の獲得を目指し、それによって己の生きる世界の可能性を広げる術」 この潜在無意識の中には心霊的、神秘的体験、神へ繋がる途も含まれるのですが、今の段階では無用な誤解を生じるだけなのでこの点への言及は避けたいと思います。 |
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