カテゴリー:落語についてあれこれ

談志は天才肌と評して褒めているつもり?

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また惜しい人を一人亡くした。 立川談志師(以下敬称略)である。 彼を天才と呼ぶのは簡単である。実際、天才性は備えていたが。 落語の、というか、噺家の一番大事な真髄だと言える『「キチガイ性」と「理性・知性」のバランス』これの巧妙さが生死を分けるということを誰よりも理解して、また体得するべくの飽くなき戦い(葛藤)を生涯やり続けていた稀有な人である。 これが「噺家を噺家たらしめる」一番肝心な部分で、これをわかっていない噺家のしているのは「単なる古典芸能」でしかない(つまり、「過去の素晴らしい遺産」として保存はしていく価値はあるだろうが保存する以上の価値はないという意味[1] 新作の場合は「着物を着て座布団の上で演ってる漫談」[2] )。 この「キチガイ文化」が ...続きを読む

映画「コクリコ坂から」を観てきた

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ネタバレは最小限になるように注意して書こうと思いますが、或程度以上深く突っ込んで評論、感想を述べるのだから所詮そんなことは無理な話で、、、なので一切の先入観を持たずに同映画を観たい人は読み進まないことを強く薦めます。 エクスキューズ(言い訳)は以上として本題に入ります。 先ず、最初に心理学の徒ぶった言い方をさせて頂くと「感覚優勢の人じゃないと "駄作" のレッテルを貼る可能性が低くないな」です。 論理的に分解・・・要約してしまうと、深いストーリ性も深く考えさせられる哲学的命題のようなものも大して無い、陳腐とすら呼んでも良いのかも知れないストーリーで。  これはこの映画が陳腐であるということではなくて、分解してしまうと零れ落ちて行ってしまうニュアンスや空気 ...続きを読む