参考文献一覧



「夢前案内人」参考文献一覧

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C・G・ユング(ユング自身の著作or論文集)


著書名,著者名,出版元等
紹介のひとこと
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『元型論』増補改訂版



 著:C・G・ユング

 訳:林道義

 出:みすず書房


 『結合の神秘』と双璧をなすユングの考え方の集大成。

 ユング心理学の中核概念である「元型」に関する論文を林道義氏が体系的に編纂したもの。 ユングの論文もさることながら、訳者である林道義氏による長大な解説、注釈も、かなり秀逸。夢の読み解き、人の持つ「イメージ」というものを、より良く理解したい人は必読。



元型論

元型論増補改訂版
『タイプ論』



 著:C・G・ユング

 訳:林道義

 出:みすず書房


 ユング心理学の概念のひとつ「心理タイプ」に関する論文を林道義氏が体系的に編纂したもの。 ユングの論文集の中で一番難解。 ユングが自身の理論体系の体系化を模索していた一番の時期に書かれたからであろうか。 難解ゆえに林道義氏の解説抜きには読破は、かなり困難なので、他の出版社、訳者のものは、お奨めできない。 心理学というよりは、ものの見方、着想そのものに学ぶものが多い。


タイプ論

タイプ論
『心理療法論』



 著:C・G・ユング

 訳:林道義

 出:みすず書房



 ユングの論文中「心理療法」に関する論文を林道義氏が体系的に編纂したもの。

 心理療法とは何なのか、考え方の根本、取り組み姿勢について論じているからか、ユング派以外の心理療法家、精神科医にも広く読まれている。


心理療法論

心理療法論
『個性化とマンダラ』



 著:C・G・ユング

 訳:林道義

 出:みすず書房


 夢をはじめ妄想、念慮、空想の中に現れるsymbol(象徴)、これの心理療法的意味、治療的意味を、ユング自身の臨床の事実に沿って丁寧に解説。そして、心理療法、治療とは何か?と問う。


個性化とマンダラ

個性化とマンダラ
『ヨブへの答え』



 著:C・G・ユング

 訳:林道義

 出:みすず書房


 人の持つ宗教性、この人の心理に付いて真摯に考えようとすると避けては通れないテーマ、しかし下手に触れようものならオカルトの謗りを受けかねない、この本質的な心理的命題に勇気を以て切り込んだ圧巻の名著。それだけに未だに誤解し正しく理解している者は少ないのが残念。 同書は別訳者のものが出版されておりますが、誤訳、ミスリード、杜撰な訳のオンパレードですので、間違ってもお買い求めの無いよう注意を促しておきます。


ヨブへの答え

ヨブへの答え
『連想実験』



 著:C・G・ユング

 訳:林道義

 出:みすず書房


 コンプレックスの働くキーワードには素早く連想を働かせることは出来ない、この単純なようで奥の深い心理テストの意味と意義を詳しく解説。 単純なテストなだけに、その用い方を知って居ないと、底の浅い利用法しか出来ない。


連想実験

連想実験 新装
『空飛ぶ円盤』



 著:C・G・ユング

 訳:松代洋一

 出:ちくま学芸文庫


 いわゆるUFO(Unidentyfied Fling Object:未確認飛行物体)、これを「心理的、内的ファンタジーの投影」と見るユング。この着想からだと、一見狂っているとしか思えない精神病者の妄想妄言が、意味のある事であると分かり、それを病理現象とだけしか見ない精神医学の立場より数段治療的観点であると言える。 いわゆる「霊感、霊視」の類の殆どもこれと同列で語ることが出来るが、、、。 ユングの素晴らしい点は、客観的、実存的、物理的と我々が認識していること、と、主観的、内在的、心理的な事象とが、想像する以上に区別でき得るものではない事を、そしてその「区別できないもの」をどう区別するのか、に挑んでいる点である。


空飛ぶ円盤ちくま学芸文庫

空飛ぶ円盤
『心理学と錬金術』1・2



 著:C・G・ユング

 訳:池田紘一/鎌田道生

 出:人文書院


 『転移の心理学』の先駆けとなった一書。 ユングの錬金術を「心理的変容の過程の投影」と見抜いた洞察は、ここから始まった。



心理学と錬金術 C・G・ユング(著), 池田 紘一,鎌田 道生(訳)

心理学と錬金術
『転移の心理学』



 著:C・G・ユング

 訳:林道義

 出:みすず書房


 16世紀の錬金術の書『哲学者の薔薇園』の挿し絵を心理的変容の過程の投影だと見抜いたユング派、これ材料にして転移現象を論ずる。転移の理解に、錬金術の考え方を縦横に援用する。ユングの心理療法を知るうえでもっとも重要な書、待望の邦訳。 『心理学と錬金術』→『転移の心理学』→『アイオーン』の順で着想、思索が深まっていっている。


転移の心理学/新装

転移の心理学 新装
『アイオーン』



 著:C・G・ユング/

   M・L・フォン・フランツ

 訳:野田 倬

 出:人文書院


【目次】 を抜粋

第1部 自己の象徴性についての考察(自我/影/シジギー—アニマ・アニムス/自己/キリスト、自己の象徴/双魚宮/ノストラダムスの預言/魚の歴史的意味について/魚シンボルの反対傾向並存/錬金術における魚/魚の錬金術的解釈/キリスト教的錬金術の象徴表現の心理学に関する一般的背景/グノーシス主義における自己の象徴/自己の構造と力動性/結語)/第2部 ベルペトゥアの殉教—心理学的解釈の試み(序論/文献/殉教者たちの正統信仰の問題/聖女ペルペトゥアの生涯/幻視/第一の幻視の解釈/第二および第三の幻視の解釈/第四の幻視の解釈)


アイオーン

アイオーン
『結合の神秘』1・2

錬金術における能動的想像



 著:C・G・ユング

 訳:池田紘一

 出:人文書院


 『元型論』と双璧をなすユングの考え方の集大成。 この本を著した後「これで私のなすべき仕事は終わった」と云わしめた程。 ユング思想の集約なだけに難解であるが、難解さをかきわけて読破するだけの値打ちは十分にある。


『結合の神秘』1
『結合の神秘』1




『結合の神秘』2
『結合の神秘』2

『人間と象徴』上・下



 著:C・G・ユング   (他...M・L・フォン・フランツ   /J・L・ヘンダーソン   /J・ヤコビー   /A・ヤッフェ共著)

 監修:河合隼雄(訳代表)

 出:河出書房新社


 ユングが最初にして最後の「一般人向けに書き下ろした書」。 一般人向けに、しかも考えが熟成していた晩年に書かれたものなので、内容は平易かつ洗練させていて読み易い。 入門向けには打って付け。 だからといって、内容は決して薄くない。むしろ濃い。


『人間と象徴』上
『人間と象徴』上




『人間と象徴』下
『人間と象徴』下





『ユング自伝』上・下



 著:C・G・ユング (A・ヤッフェ編)

 訳:河合隼雄

   /藤繩昭

   /出井淑子

 出:みすず書房


 ユングが語ったものをヤッフェが口上筆記し、編纂したものをユングの没後に出版したもの。 自伝なので体系的に論を展開しているとは趣を異にするが、ユングの発想、着想を知るには、むしろ優れていると言える。 これを読むと読まないでは格段にユング理解に差が出てくると云って過言ではない。


『ユング自伝』上
『人間と象徴』上




『ユング自伝』下
『人間と象徴』下



ユング心理学(ユング以外の者の筆)


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『ユング思想と錬金術』

錬金術における能動的想像

 著:M・L・フォン・フランツ

 訳:垂谷茂弘

 出:人文書院


 ユングの第一の高弟フォン・フランツ女史に拠る、ユング錬金術思想を平易に解説。『心理学と錬金術』『結合の神秘』の恰好の入門書。

【目次】から抜粋

第1章 錬金術の起源—外向的伝統と内向的伝統/第2章 物質内の神の力/第3章 肉体の問題とキリスト教の影の救済/第4章 精神と肉体—哲学的愛の城にて/第5章 中世の呪術と現代の共時性/第6章 一なる人間・一なる世界

ユング思想と錬金術錬金術における能動的想像



ユング思想と錬金術

『図説ユング』



 著&編集:林道義

 出:河出書房新社


 ユングの辿った道のりを、ふんだんな写真資料とともになぞり、その思想の真髄をつまびらかにする。いわゆる『赤の書』からのユング自身の筆による絵画、マンダラを多数フルカラーで紹介してあるのは圧巻。 夢の読み解き、人の持つ「イメージ」というものを、より良く理解したい人は必読。


図説ユング

図説ユング自己実現と救いの心理学
『意識の起源史』上・下



 著:エーリイッヒ・ノイマン

 訳:林道義

 出:紀伊国屋書店


 意識というのは、何処からやって来て、何処に行くのであろうか? いや、この問に答えようとするなら「意識とはそもそも何であるか?」をまず問わなければならない。 これを夢、神話等に顕現するsymbol(象徴)と照応、検証することで、見事に解き明かした名著中の名著! 夢の読み解き、人の持つ「イメージ」というものを、より良く理解したい人は必読。 本著を読まずしてユング心理学を分かったなどと言うは大いなる勘違いである。


『意識の起源史』

『意識の起源史』上
『女性の深層』



 著:エーリイッヒ・ノイマン

 訳:松代洋一/鎌田輝男

 出:紀伊国屋書店


 21世紀になった今でも、女性のサイドから論証した心理学(特に深層心理学)は少ない。 この中でも、内容的に見るべきものがある名著となると、最早皆無に等しい。その数少ない名著がこれ。 女性の心理、またその特性の代表である「情緒」というものを、より良く理解したい人は必読。


女性の深層

女性の深層
『ユング』

(For Beginners シリーズ)



 著:大住誠

 絵:田島薫美

 出:現代書館


 ユングの理論の概略を絵入りで解説した入門書なのだが、内容的にどうしてどうして十分に読みごたえある。 ユング理解にとって非常に重要なポイントでありながら、中級者、上級者向けの解説書ですら落としているものが多くあったりする点をちゃんと押さえていたりで、入門者向けの図解ものだからとてバカにできたものではない。


ユングFor Beginners シリーズ

ユング
『日本神話の英雄たち』



 著:林道義

 出:文春新書



 人の持つ「イメージ」というもの、これの個別的出来事の代表的表象が夢ならば、集合的、普遍的な代表的表象は神話。 これを心理的symbol(象徴)として読み解いていくと人の心の深層の一端が垣間みえて来る。 夢の読み解き、人の持つ「イメージ」というものを、より良く理解したい人は必読。

『ユング心理学と日本神話』をベースにその後の新たな見解の変化、時代の変化等を加味し、内容を刷新して出版。しかも新書と買い求めやすい値段で。


日本神話の英雄たち

日本神話の英雄たち
『無意識への扉をひらく』

ユング心理学入門シリーズ1



 著:林道義

 出:PHP新書




 ユング研究の日本での第一人者林道義氏の長年の研究成果が見事に集約された秀作。「中高生にも理解できる」を目標に著されただけあって理論明晰かつ平易。ところが内容レベルは決して低くなく、むしろ高い。 入門者には、もちろんお薦めできる、のみならず上級者、専門家にさせお薦めできる。 以下の二巻を含む三巻で完パケ

【目次】

第1話 心とは何か、無意識をどう捉えるか(心とは主体である/心とはイメージである ほか)/第2話 ユングの母体験、父体験(牧師の子/ユングを自立させた『転換のシンボル』 ほか)/第3話 自我とコンプレックス(「自我」を説明することのむずかしさ/従来のユング派の説明 ほか)/第4話 元型とは何か(元型とは「心の動きのパターン」/母子結合のパターン ほか)/第5話 夢とシンボル(夢と眠りの関係/無意識の馬鹿力 ほか)



無意識への扉をひらく

無意識への扉をひらく
『心のしくみを探る』

ユング心理学入門シリーズ2



 著:林道義

 出:PHP新書




「意識とは無意識という海に浮かぶ島のようなもの」である。本書は、ユング心理学の基本概念をもとに、無意識と意識がいかに関わり、人の心が成り立っているのかを解説している。 心の見取り図を鮮やかに描き出した、ユング研究の日本での第一人者林道義氏の長年の研究成果が見事に集約された秀作の第二弾。

 特にタイプ論の部分は、血液型などと同列の「単なる性格タイプ分け」程度にしか説明出来ていなかった過去の数々の書とは違って、タイプ論という捉え方がどうして意義があるのか、タイプ論で捉えてみると何が見えてくるのか、などが明確に示されてあり、これまでのユングに対する誤解、誤彪の原因はユング自身にあるのではなく、ユングをちゃんと理解していない日本人著者各位、またその説明の未熟さ、稚拙さによったのだと、林氏の各書を読んでみると思い知らされる。 ユングは難しくないとは言わないが、少なくとも林氏のこのシリーズ3冊を読めば理解可能なものである事は分かる筈である

【目次】

第1話 自我と影—否定しあう心と心/第2話 太母と英雄—自立へのプロセス/第3話 心理的タイプ—人の性格を分類する/第4話 心の中の異性像—エロスとロゴス/第5話 神と人間のドラマ—意識と無意識の対/第6話 対立物の結合とマンダラ—パラドックスを超えて全体性へ



心のしくみを探る

心のしくみを探る
『心の不思議を解き明かす』

ユング心理学入門シリーズ3



 著:林道義

 出:PHP新書


【目次】

第1話 神経症の不思議/第2話 分裂病の不思議/第3話 錬金術の謎を解く/第4話 個性化の不思議/第5話 ナチスの不思議


心の不思議を解き明かす

心の不思議を解き明かす


その他心理学(ユング心理学以外)


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『心的外傷と回復』増補版



 著:ジュデュス・L・ハーマン

 訳:中井久夫

 解説:小西聖子

 出:みすず書房


 「トラウマ問題はすべての私たちの問題である」と語る女史。その諸相と治療への道を具体的に描いた本書は、外傷性精神障害に苦しむ人びと、また彼らと真正面から取り組む治療者(カウンセラー、精神科医)から“バイブル”とまで呼ばれている。

 心的外傷に興味が特に強くなくとも、孤独(物理的ではなく心理的な)に陷らさられがちな精神疾患者を理解し、暖かくサポートできる為に全ての人に読んで欲しい。

 本書を読めば、あなたが今まで「暖かいサポート」だと思っていたことが臓腑をえぐり出される程の苦痛を与えていたに過ぎないことを、「共感」だと思っていたことが優越感に基づく憐憫でしかなかった事が分かるはず。これを知って初めて「理解」であり「共感」である事を思い知らされる書。

 心理職とは別にもう一つと顏としてフェミニストの側面を持つ氏であるので、フェミニズムお決まりの言辞が出てくる箇所は、さすがに辟易であるし、フェミニズム独特の胡麻化しを慎重に選り分けて読まないと知らぬ間にフェミニズムに洗脳されてしまっている危険性も無くはない。

 その後こちらの側面が行き過ぎて「でっち上げレイプ訴訟事件」を起こしてしまったので彼女の評価は随分と低くなってしまったが、本書の中で語られている心的外傷の現実をリアルに伝えようとしている真摯な努力の価値が下がるものではないと考えるので、前述したように時折混じるフェミニズム独特の胡麻化しを慎重に選り分けて読まれれば価値ある書となることでしょう。

〜〜

「外傷の弁証法は続いている」の章を付た増補版


心的外傷と回復

心的外傷と回復増補版
『過食症からの脱出』

--自分で治す実践ガイド--



 著:ピーター・J・クーパー

 訳:小西勝巳

 補稿:西園文/生野照子

 出:女子栄養大学出版部


 タイトルは「過食症〜」となっているが、広く摂食障害について実用的かつ実際的アドバイスに富んでいる。 専門家には摂食障害をどう捉えるべきかの実際的知見を、患者には摂食障害と正面から向き合う勇気を与えてくれる、エンパワーメンティヴな(勇気づけ活力を与える援助的な)一書である。 超オススメ!


過食症からの脱出

過食症からの脱出自分で治す実践ガイド
『母性崩壊』



 著:林道義

 出:PHP出版


 母性は女性の専売特許ではない。男性にも然るべく存在する心理特性である。 心理的に支え、安全感をもたらし、人を強く(我慢強さ、許容する強さ、安定感)するのが母性の深層心理的意味であるので、これが社会に豐かに共有されていないと、人の心はすさみ、幼児的利己主義が蔓延し、社会全体が病んで行く。 今の社会を歪ませているのは誰か、これを読んで知るべきです。


母性崩壊

母性崩壊


最終更新日:2012年4月20日

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