太陽太陽のサイン = 双子座双子宮のサイン

太陽双子座/月牡羊座(セクスタイル関係)
 何事も自分主導で運びたい気持ちが強いが、その場の雰囲気を壊す事を嫌うので幹事役的性格になりやすい。 ひけらかし屋の面が在り「何のために?」という目的がハッキリしていないで高等教育を受けると嫌な感じの人になる、クイズ王の方に居るような気がする組み合わせである。 言いたいことはストレートに言う。
 コスモポリタン的人物で「深く関わり合いながら束縛し合わないという人間関係」を好み、それが理解できない人は距離の取り方に苦労すると思われる。

太陽双子座/月牡牛座
 根っからの淋しがりやで幼い時期に親がしっかり肌の温度が感じられるかたちで愛情を惜しみなく与えてやっていないと性格がネジ曲がりやすい。 次から次へと衝動買いを繰り返したり、詐欺師的に自分の利益のためだけに人間関係を利用したり、という風に。
 しっかり育ててやっても獲得したモノを社会や次の世代に還元してゆく形で表現するので親に戻ってくるモノはあまり無い。
育て甲斐が無いとは言えるがこれを「親不孝者」と言ってはいけない、年齢が行ってからは孝行者になるのだから。 逆に若い内からの孝行者は人格形成に問題ありだと考えて良い。
 小中学校の先生に向いていることはほぼ自明であろう。

太陽双子座/月双子座(コンジャンクション関係)
 物事の理解、雰囲気の察しが早く、先読み先読みするので気ぜわしいひとが多い。 どれに限らず海王星のアスペクトが入っていると早合点に思い込みが加わってくる。 察しが良いのでデリカシーが豊かだと思って付き合っていると大きな落とし穴に落ちてしまう場合がある、表面的な理解しかしていない場合が殆どだから。,br>
 若い頃の一寸した出来事がトラウマに成りやすく、これが原因で同性愛や異常性愛に走るひとも居る。 反面トラウマがモチベーションとなり有能なカウンセラーを作る場合も少なからずある。

太陽双子座/月蟹座
 非常に臆病で誰にも踏み込ませない心理的テリトリーを強く持っており、それを隠す為にやたらに愛想の良いひとが多い。 常に他人を騙しているという事で罪悪感に苛まれやすく人知れず悩んでいたりする。 これから逃れる為に裏社会に生き「陰の支配者」と成る事で安定を得るひともある。

 心底理解してくれるひとが友人or家族に居ると居ないとでは精神的安定度が天と地ほども開きが出る。

太陽双子座/月獅子座(セクスタイル関係)
 世の中を性善説で捉えているポジティヴ思考で「誰にでも自分を理解して貰えるはず」という強い信仰があり自己アピールが派手なひとが多い。

 屈託が一切無く世間を斜に構えずに見ているのが長所であり短所である。 世間には迎合しない、というよりわざと逆らっている観がある目立ちたがり屋さんで、唐突に下らないギャグを言って場をシラけさせてしまう事をする。 ダウンタウンのようなヒネりの効いたギャグには評価がシビアなのにドリフターズに無批判で大笑いしている、というヘンなひとである。

太陽双子座/月乙女座(スクエア関係)
 細かい事に非常によく気が付き、心配りが細やか。 普段は控えめで大人しいのだが一旦他人の批評を言い出すと、かなり辛辣で手厳しい。 言い過ぎて顰蹙を買う事もままある。 これは自分の主観を素直に表明したい双子座の太陽と自分を主張する事を恥と感じる乙女座の月との葛藤(スクエアの関係)の結果で、他人の話という間接的表現を借りて自己主張しているのである。

 スクエア関係の割に矛盾が少ないのは同じ水星を支配星とするから。

 臆病なので傷付く事を恐れるあまり、パートナーの悪い噂を耳にすると真偽のほどを確かめないで次のパートナー探しに走ってしまうという行動を取るひとが多い。 改まった雰囲気になると構えてしまうので、普段の何気ない一言に本音が現れるひとが多い。

太陽双子座/月天秤座(トライン関係)
 普段の言動は自由奔放で他人の言動に関心が無いように見えるが、かなり客観的に状況判断をしていて驚かされる。 自説に対する固執の仕方が変わっていて、他人の意見を巧みに取り入れつつ独自の考えに洗練していくセンスを持っている。 他人の意見をよく聞き入れるので日和見的に見られる事も屡々ある。

 他の感受点のアスペクトの取り方次第では出しゃ張りな面や、見栄っ張りの面、何事にも迎合してしまう悪い面が出てくる事がある。

 社交性が高過ぎて特定の異性ともその延長線上で振る舞いがち(友達以上恋人未満)で特定の異性との付き合いは下手なひとが多い。 バイセクシャルの出現率が高い組み合わせ。

太陽双子座/月蠍座
 若年期は「対象を特定せず積極的関わってゆきたいと思う双子座の太陽」と「特定の対象にディープに関わってゆきたいと思う蠍座の月」が葛藤を引き起こし躁鬱傾向を示す場合があり非常に傷付きやすい。 幼時体験がトラウマに成りやすいが、これを乗り越える事がモチベーションになる。

 表面を繕うのが上手いので気付き難いが、恋人or配偶者がこの組み合わせの方は特に思いやりを持って接してあげてほしい。

太陽双子座/月射手座(オポジション関係)
 気ままで出しゃ張り、何事にでも首を突っ込んで行きたがる。 やたらに押しは強くお節介だが「何としてでも理解して欲しい」という粘着質な考えは無いので、押しは強いが引くのも早い。 いわゆる「駄目もと精神」。

 教育課程の何処かで欠落があると「主張したいのに適切な言葉が出てこない」というジレンマから気の焦りばかりが目立ち、どもり癖を示すひともある。

太陽双子座/月山羊座
 山羊座の月は「既に社会的定評を得ている何かを模倣することでアイデンティティーを確立しようとする」のに対して双子座の太陽は「未だ見ぬモノに大いなる期待と希望を託そうとする」ので上手くすれば「過去と未来を繋ぐ存在」に成り得るのだが、その域にまで達するには葛藤と苦悶を乗り越えかなりの努力と不屈の精神を発揮しないとならない。

 そこまで到達できるかどうかは兎も角、意識を高く持っていないと何事も自分以外のせいにする僻みっぽい性格になりやすい組み合わせ。 努力型に成ったら成ったで健康を害するレベルまで根を詰める処がある。 繰り返し作業にハマりやすいのでゲーマーに多い。

太陽双子座/月水瓶座(トライン関係)
 博識で理知的な組み合わせ。 博識といってもオーソドックスなモノでは満足せずひねりの効いた思想を好む。 知的な処ばかり突出した組み合わせなので、他の感受点が現実性や粘り強さを与えてくれる配置にないと机上の空論ばかりを弄ぶ仙人みたいな人物を作りやすい。

 アクロバッティックな感性を持っているので、航空関連、トランポリンなどを含む器械体操、天文学、占星術などに興味を示す。

 幼い頃に不幸な境遇に在ると大きいトラウマを抱えやすく、水瓶座の月の残虐性が誇張される。 サイキックな理由から猟奇的殺人事件を起こすひとが見られる組み合わせ。

太陽双子座/月魚座(スクエア関係)
 自分と他人の距離(物理的にも心理的にも)が開いている事に不安を感じやすく、そのギャップを埋めるためにやたらにお喋りになりやすい。 聞かれもしない事をベラベラ喋りまくるひとがこれである。

 未知のモノに対しても同じ反応をしてしまい、ドンドンどんどん夢中で追いかけている内に知らない世界にまで入り込んでいて戻って来れなくなる。 誘導に掛かりやすいという訳で、キャッチセールス、マルチ紛い商法、宗教カルトには充分に注意する必要がある。


本稿は1998年初出のものに一部加筆訂正(誤字脱字の訂正、時代に即さなくなった表現の修正)して再掲するものです。